2014年度入試のセンター試験は、国語がさらに難化し、他の教科、科目は、ほぼ例年並みの難易度でした。

センター試験が終わりました。

東京医科歯科大学の後期の4教科6科目を除くと、全ての国公立の医学部で必要な5教科7科目の平均点は、去年の得点と比べますと、約15点上がりました。これは、2014年度のセンター試験が易しかったわけではありません。2014年度のセンター試験は、国語を除けばおおむね標準的な難易度したが、2013年度のセンター試験が難化であった分、去年よりは全教科の平均点は上がりました。

教科別に見ますと、国語は2013年度よりもさらに約2点下がり、初めての2桁の平均点であり、過去最も低い平均点になりました。数学TAは、2013年度は、大きく難化しましたが、2014年度は、標準的な難易度でした。

2013年度は、国語と数学TAが難化、2014年度は、国語がさらに難化、数学TAも含めて、国語以外の教科、科目はおおむね標準的でした。2013年度と2014年度の数学TAの平均点の差が、2013年度と2014年度の全教科の平均点の差になっている、そのような状況です。

センター試験といえども、平均点は年により異なり、ここ数年は、2010年、2011年、2012年はその順番で上がり、2013年度は大きく下がり、2014年度は国語を除けばおおむね標準的な得点です。通常の難易度であれば、センター試験の全教科(5教科7科目理系型)の平均点は、大体570点から580点くらいになります。

 

 

センター試験の全教科(5教科7科目理系型)の平均点

全教科の平均点
前年比較
2014年
566
+15
2013年
551
−35
2012年
586
+18
2011年
568
+26
2010年
542
−27
2009年
569
−20
2008年
589
+25

 

 

 

国公立の医学部の入試はこれからが本番です。

センター試験でボーダーラインを超えられた受験生も、越えられなかった受験生も、これからが本番です。

このことは、例えば、名古屋大学医学部の場合を考えてみるとよくわかります。配点は、センター試験が900点で、2次試験が1650点満点です。仮に、センター試験でボーダーラインを30点上回ったとしましょう。正直ほっとするかもしれません。ただ、よくよく考えてみますと、ボーダーラインを超えた30点というのは、2次の配点である1650点に対しては、高々2%にすぎません。

ということは、2次対策で油断をしたり、または、2次試験でミスをしてしまったら、たちまち逆転されてしまいます。少し言い方を変えますと、数学の大問が、1題125点ですので、1つの大問で失敗するだけでたちまち逆転されてしまうわけです。

ですから、センター試験がよかった受験生も油断してはいけません。そして、センター試験がよくなかった受験生も決してあきらめてはいけません。

とにかくこれからが本番です。

 

いわゆる2次力が勝負のかぎを握ります。

要するに、センター試験がよかった受験生でも、よくなかった受験生でも、これから本番までにどれだけ2次力をさらに伸ばすことができるかどうかで、合格の可能性が大きく違ってくるわけです。

 

 

 

 

 

以下は、大学別の対策の、ごくごく簡単な内容になります。より詳細な内容は、お問い合わせいただければと思います。

 

名古屋大学医学部

言うまでもなく、総合大学ですから、問題は学部共通です。ですから、医学部受験生にとっては問題は易しめです。例えば、数学では、大問4題中、3題で完答が必要と言われており、他の教科も含めて高得点が必要になります。

一方で、問題が易しめの割には、きちんと考えないと解けない思考力を必要とする良問が出題される、というのが名古屋大学の入試問題の一つの特徴になります。

ですので、典型問題だけでなく過去問よりも少し難しい問題までを解くことにより、思考力を身に付け、そして、過去問レベルの問題で高得点をとれるだけの対策をすることが重要になります。

 

 

名古屋市立大学医学部

以前(6、7年くらい前まで)は、とてもくせのある問題が出題されたり、少しだけ大げさな言い方をすれば、数学は差がつかないくらい難しい問題が出題されていた時期もあります。

ただ、近年は、出題内容や難易度もオーソドックスな問題が出題されています。ちなみに教科別の合格者平均点は、約7割です。

対策としては、大きく分けますと、次のことが必要になります。

●近年の問題がオーソドックスと言っても、過去問の特徴に慣れるために少なくとも5年以上は過去問を解きましょう。

●過去問を解いて再発見された自分の弱点を克服しましょう。

●さらに、基礎から典型問題までの漏れをなくす練習、そして、基礎から典型問題までを確実に解けるようにする練習が必要になります。

 

 

岐阜大学医学部(前期、後期)

前期

多くの問題は、学部共通の問題であり、標準的な難易度の問題が中心です。一部、やや難の問題もありますが、標準からやや難のレベルの思考力を問う良問が出題されるのが、当大学の問題の特徴です。

英語:多くの問題は、学部共通の問題です。

数学:すべての問題が学部共通の問題です。

理科:学部共通の問題です。工学部と応用生物科学部は、2次試験で理科が1科目であり、すべての大問を解きますが、医学部は、2次試験で理科は2科目であり、一部の指定されている大問を解きます。1題あたりの試験時間は、工学部、応用生物科学部と比べて、短いです。

数学はもちろん記述式であり、そして、理科の中でも、物理はほとんどの問題が途中過程を書く解答形式です。途中過程を書かせる解答形式では、部分点がもらえる場合が多くなりますが、当大学の医学部は、途中過程で少しでも違っている内容があると、その設問の得点がもらえない、言い換えますと、途中過程は減点の対象としてしか使われない、というとても厳しい採点基準です。

ですから、対策としては、数学と理科ともに、標準レベルの良問を使って、記述式の答案を書く練習をすることがとても重要です。出来れば、学校の先生や塾、予備校の講師に、添削をしてもらうことを勧めます。

 

後期

前期と同様、多くの問題は、学部共通の問題であり、標準的な難易度の問題が中心です。一部、やや難の問題もありますが、標準からやや難のレベルの思考力を問う良問が出題されるのが、当大学の問題の特徴です。

英語:2011年度までは、医学部だけの問題で、2012年度以降は、医学部だけの問題と学部共通の問題が半々です。

数学:すべての問題が学部共通の問題です。

理科:多くの問題は学部共通の問題です。教育学部、工学部、応用生物科学部は、2次試験で理科が1科目ですが、医学部は、2次試験で理科は2科目であり、一部の指定されている大問を解きます。詳細は、物理、化学、生物で異なります。1題あたりの試験時間は、教育学部、工学部、応用生物科学部と比べて、そして、前期と比べてもさらに短いため、問題を解くスピードを上げるために、過去問かどうかに関係なく、時間を計って問題を解く練習をすることが重要です。

前期と同様、採点基準はとても厳しいです。

対策としては、過去問かどうかに関係なく、時間を計って問題を解く練習をすること、そして、数学と理科の場合は、標準レベルの良問を使って、記述式の答案を書く練習をすることがとても重要です。出来れば、学校の先生や塾、予備校の講師に、添削をしてもらうことを勧めます。

 

 

 

 

 

 

 提携学生寮

 

 マンション型寮