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2023年05月30日

模試の予想偏差値、差がつきやすい問題(設問)「物理」

ある設問が出来ていても、易しい設問で取りこぼすこともあります。ですので、少しわかりにくい言い方かもしれませんが、下記の予想偏差値は、各設問が出来ているときに取れる予想偏差値というよりは、各設問が出来ているときの自分の実力の予想偏差値であると考えていただければと思います。

模試の予想偏差値、差がつきやすい問題(設問)「物理」

目次

予想偏差値

差がつきやすい問題(設問)

予想偏差値

以下に参考に、物理の設問ごとの予想偏差値を書きます。ある設問が出来ていても、易しい設問で取りこぼすこともあります。ですので、少しわかりにくい言い方かもしれませんが、下記の予想偏差値は、各設問が出来ているときに取れる予想偏差値というよりは、各設問が出来ているときの自分の実力の予想偏差値であると考えていただければと思います。ただ、その設問が出来ていないときに、必ずしも予想偏差値に届いていないとは限りませんので、否定的には考えないでいただければと思います。油断は良くありませんが、出来ていますときに、それだけの偏差値があるという自信につなげていただければと思います。

大問1:力学:等加速度運動、力のつり合い、運動方程式、仕事とエネルギー

問1~3:50~55、問4:小物体が斜面から飛び出す条件:60~65弱、問5:50~55、問6:板が静止、動く条件:65、問7:小物体が板に対して静止する条件:70以上

大問2:ドップラー効果、風が吹いている場合のドップラー効果、風が斜めから吹いている場合のドップラー効果

問1:音源が動いている場合の音速:55、問2:ドップラー効果の波長:60、問3、4:50、問5、6:55、問7:時間的考察:65、問8:55、問9(ア)、(イ):55、(ウ):余弦定理と近似計算:60~65、(エ):さらに近似計算:70、(オ):時間的な考察:70以上、(カ):65

大問3:力のつり合い、単振動、力積と運動量

問1:50~55、問2:55、問3、4:距離xとばねの伸び縮みの区別を必要とする設問:60、問5:一定の速度で動く観測者に対する単振動:65、問6:55、問7:下の物体が床から浮き上がる設問:70~75以上

差がつきやすい問題(設問)

大問1

問4(小物体が斜面から飛び出す条件):運動方程式(問3の答)と等加速度直線運動の公式を使った解法、または、仕事とエネルギーの関係を使った解法などがありますが、速さの条件として、「速さが正」ではなく、「速さの2乗が正、または、速さの値が実数として存在する」使えるかどうかで差がつきやすい設問です。問6(板が静止、動く条件、問7(小物体が板に対して静止する条件)は、思考力が必要になるので、その意味で差がつきやすい設問です。

大問2

問1(音源が動いている場合の音速):決して難しい設問ではありませんが、音源が動いても音速が変わらない、という点が曖昧な受験生は多いです。問2(ドップラー効果の波長):多くの受験生は、ドップラー効果の波長の公式を覚えておらず、そして、観測者が動いている設定で、いわゆる波の基本式を使いますと、波長はとても間違えやすくなります。ただ、この設問は、観測者が静止していますので、決していい意味ではありませんが、実は、わかっていなくても、正解が出せる設問です。問7(時間的考察):「時刻」と「時間」を明確に区別していないと、とても間違えやすい設問です。問9(ウ)(余弦定理と近似計算)、(エ)(さらに近似計算):慣れますと近似計算はたいしたことはありませんが、多くの受験生が苦手にしがちな近似計算を必要とするため、差がつきやすい設問です。(オ)(時間的な考察):問7と同様、「時間」と「時刻」をきちんと区別して考察する必要があります。差がつきやすい設問の後ろの割には、問4、問8、問9(カ)、特に、問4、8は、ドップラー効果の振動数の公式に当てはめるだけですので、易しめの設問になります。

大問3

問3、4(距離xとばねの伸び縮みの区別を必要とする設問):距離xとばねの伸び縮みは、一般的にも、区別しないと、難しくない割に間違えやすくなります。ばねの問題は、実力も関係しますが、実力以上に、この両者を区別するために、いつでも、ばねがどれだけ伸びているか、縮んでいるかを考えようとする「気持ち」がとても重要です。問5(一定の速度で動く観測者に対する単振動):わかっていなくても正解を書くのは可能ですが、「分かって解くことが出来ますと」偏差値70くらいあると思ってもいい設問です。問7(下の物体が床から浮き上がる設問):思考力を必要とする難易度が高い設問です。

今回の模試だけでなく、本番の入試問題でも、思っているよりも連動しない形で問題が作られていることは多くなります。さらに、見た目よりも易しい設問、または、難易度が高い設問の後ろに、全然関係ない設問、または、関係はありますが易しい設問がありますのも普通になります。ですので、問題の見た目、途中に解けない設問があるだけで、弱気にならないようになるととてもいいと思います。

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