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2024年01月23日

藤田医科大学(生物)の後期

選択式の問題よりも記述式の問題が多く出題されています。一部論述問題も含まれています。2014年度~2017年度、2019年度、2021年度は出題されていませんが、描図の問題も出題されています。また、計算問題もよく出題されています。幅広い問題の出題です。

藤田医科大学(生物)の後期

目次

傾向:大きな特徴

2023年度後期の詳細な分析

傾向:大きな特徴

○選択式の問題よりも記述式の問題が多く出題されています。一部論述問題も含まれています。

○2014年度~2017年度、2019年度、2021年度は出題されていませんが、描図の問題も出題されています。また、計算問題もよく出題され、幅広い問題の出題です。

○前期では遺伝子、環境と動物の反応(恒常性、神経など)、代謝とタンパク質などがよく出題されています。

後期は前期とあまり大きく変わらない傾向で、環境と動物の反応、代謝とタンパク質の分野が多めの出題です。

○前期、後期ともに全体的には標準からやや難しめの問題が出題されます。初めて見る内容や図が出題されたり、問題の設定が分かりにくい問題が出題されたりすることがありますので、実際より難しく感じるかもしれません。しかし、非常に細かい内容まで問われることがありますが、知識問題をきちんと押さえればそれだけで5~6割近くは取れますので十分合格に近づけます。

2023年度後期の詳細な分析

〔1〕環境と動物の反応:視覚器環境と動物の反応:視覚器 標準

ヒトの視覚器に関する標準的な問題です。問1は基本的な知識問題です。遠近調節の問題は定番ですので必ず正解しましょう。問2は視野欠損の標準的な問題です。視野の左右が逆になって網膜に結像していることに注意しましょう。問3は基本的な知識問題と計算問題です。明暗調節の問題も定番ですので必ず正解しましょう。ⅳ)の計算問題は初見だったかもしれませんが、瞳孔の面積の変化の割合を聞いているだけです。冷静に問題の意図を考えましょう。問4は標準的な問題です。どの神経が切断されているかをきちんと見ていけばできるはずです。問5ⅰ)、ⅱ)は基本的な知識問題です。ⅲ)は標準的な論述問題です。ロドプシンの再合成の話を書けばよいです。

〔2〕環境と動物の反応:神経、代謝とタンパク質:筋肉 標準

ヒトの筋と神経に関する標準的な問題です。問1ⅰ)、ⅱ)は基本的な知識問題です。ⅰ)に関して、ギャップ結合以外の細胞接着についても確認しておきましょう。ⅲ)は標準的な問題です。T管の名前は覚えていても働きまでは頭に入っていなかったかもしれません。働きまできちんと頭に入れましょう。問2ⅰ)は標準的な描図問題です。アクチンフィラメントの配置が難しかったかもしれません。ⅱ)は基本的な計算問題です。問3、4は基本的な知識問題です。問5は標準的な問題です。弛緩期の途中で次の刺激が与えられると不完全強縮になり、収縮期の途中で次の刺激が与えられると完全強縮になります。問6は基本的な計算問題です。典型的な問題なので必ず正解しましょう。問7は基本的な問題です。このタイプの問題は最近各大学で多く見られます。どの時期にどのポンプ、チャネルがはたらいているかを正しく頭に入れておきましょう。

〔3〕生殖と発生:被子植物の生殖、環境と植物の反応:花芽形成 やや易

被子植物に関するやや易しい問題です。問1から問3は基本的な知識問題です。これはすべて正解しなければいけない問題です。問1のような細胞の核相を問う問題はよく出題されますので、普段から核相を意識しながら細胞を見ていくようにしましょう。問4、5は基本的な問題です。問4では、途中で暗期を中断したときには長い方の暗期で考えることに注意しましょう。問6は標準的な論述問題です。リード文に栄養成長と生殖成長についての説明がありますので、ここをヒントに考えます。問7は基本的な問題です。ABCモデルの突然変異体の問題は頻出です。必ず正解できるようにしておきましょう。問8は標準的な計算問題です。突然変異体ⅠをaaBB、突然変異体ⅡをAAbbとおいて考えますと、F1はAaBbとなります。Aクラスの遺伝子とBクラスの遺伝子は別々の染色体上にありますので、普通の独立の問題と同様に考えることができ、F2は〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕=9:3:3:1となります。

合格者平均点は、76.4点です。合格者最低点は、多くの大学の入試において、合格者平均点より5分から1割くらい低くなります7割~7割5分くらい取れるといいでしょう。

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