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2023年01月19日

愛知医科大学の「物理」の傾向と対策(名古屋医学部予備校)

熱の分野は、出題範囲に入っていますが、2006年度以降は、2019年度を除けは、熱の分野は出題されておらず、力学、波動、電磁気の分野から全体に万遍なく出題されています。2019年度は、久しぶりに熱力学から出題されました。また、2016年度から2018年度、2020年度のように原子の分野もよく出題されています。

愛知医科大学の「物理」の傾向と対策(名古屋医学部予備校)

目次

傾向

対策

傾向

力学

出題頻度の高い順に、単振動、仕事とエネルギー、等加速度運動、力のつり合い、運動方程式です。もちろん、ひとつの大問でこれらの項目がいくつか含まれている場合が多いです。慣性力や万有引力は2017年度までは最近は出題されていなかったですが、以前は出題されたこともありますので、逆に出題の可能性が高いと予想していました。2018年度に、慣性力の問題は出題されました。もちろん山を張るのはあまりよくありませんが、詳しくは、2023年度の予想問題を参照してください。

波動

全体に万遍なく出題されていますが、強いて言えば、光波の干渉、ドップラー効果(斜めドップラー効果)が比較的よく出題されています。「波の式」は、最近は出題されていませんが、以前は2000年度と2002年度には出題されたことがありますので、逆に出題される可能性もあります。

電磁気

全体に万遍なく出題されています。出題されていない「電気振動」が逆に出題される可能性もあります。

難易度

大部分の問題は、標準的な問題ですが、中には、2014年度〔3〕、2011年度〔3〕のような難易度が高い問題が出題されることもあります。大問の全体の難易度が高いわけではありませんが、2019年度〔2〕、2018年度〔2〕、2016年度〔1〕のように、一部の設問で、難易度が高い問題が含まれる問題も結構出題されます。2020年度〔3〕の単位の問題は特殊な問題で、一方で、2022年度〔3〕のガウスの法則の問題は、比例係数を変更する問題で、典型的な応用問題の1つの問題の作り方になります。また、2004年度〔4〕ベータトロン、2005年度〔1〕台も動く問題、2009年度〔2〕フレネルの鏡、のような、少し難易度が高いけど、どこかで見たことがあるような問題、すなわち、やったことがあるかどうかで差が付きやすい典型的な応用問題が出題されることもあります。2015年度~2022年度では、2016年度は多少難易度が高いですが、2016年度を除けは、ほぼ同じ難易度で、標準的な難易度です。

対策

ア まずは基礎を固めましょう。

教科書、参考書などを使って、基本的な内容(用語、法則、公式など)を押さえたうえで、典型的な問題をきちんと解けるようにしましょう。例えば、教科書傍用の問題集の基本例題や重要例題を解けるようにしましょう。解法がわかっていても計算力の差で問題の出来不出来の差はつきます。ですので、計算力をつけるためにも、普段から問題を解くときは、計算は最後まできちんとやりきるようにしましょう。

イ 過去問レベルの問題を解けるようにしましょう。

難しい問題はあまり解かなくてもいいです。例えば、重要問題集は、難しめの問題集ですので、標準レベルの問題が多く載っているA問題で十分です。B問題は東大京大レベルですので、物理で得点を稼ぎたい受験生でなければ解く必要はありません。

ウ 過去問

特徴、傾向に慣れるため、実践的な問題演習を積むため、自分の弱点を把握してその弱点、課題を克服するため、など、いろいろな目的で、過去問は必ず解きましょう。過去問を解いたうえで、今まで使ってきた問題集で、過去問で出来なかった問題の類題や、再発見された弱点を克服するための問題を、演習しましょう。そして、苦手な分野を中心とする、総復習も行いましょう。

エ 特徴的な問題に対する対策

斜めドップラー効果や、近似計算を必要とする問題、重心を考慮する問題などもたまに出題されますので、余力があれば、このような問題も演習を積んでおきましょう。

オ 予想問題を使った対策

一般的には出題頻度が高めの問題、または、解いたことがあるかどうかで差が付きやすい問題など、予想問題も使って対策を行います。

カ 2023年度、出題が予想される問題

例年、熱力学からは出題されていませんでしたが、2019年度に熱力学の問題が久しぶりに出題されました。力学、電磁気、波動、熱力学、原子の分野の可能性が高いと考えられます。

近似計算を必要とする問題、重心を考慮する問題などもたまに出題されますので、余力があれば、このような問題も演習を積んでおきましょう。

慣性力は、最近あまり出題されていませんでしたが、2018年度に出題されました。

以前は出題されましたが、最近は出題されていない、万有引力、波の式、そして、これまで出題されたことがない電気振動なども要注意です。

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